約5年間毎月出店していた。彫り一本で生計をたてようなんて思ってもみなかった頃から出始め、決意を固めた場所でもあるので思い入れは多大。振り返って思い出をたどれば涙さえ湧いてくる。出逢った人々、数多のエピソードは一本映画が撮れるくらい。ココでの経験は本当に私の財産だ。お世話になった方々や仲間達にこの場でお礼を言いたい。再会を心から祈りつつ。どうもありがとうございました！乾杯しましょう！うるうるっ。

淋しいお知らせ。ラムラが9月頃から改装工事に入るため今回が最後の出店となります。常連さんも多く、大事に思っていた場所だけに私、相当ショックです！
来店の方、「HP見たよ」で感謝の気持ちを込め粗品進呈します（今回はラムラだけね）。改装後の復活については未定ですがまた縁があるものと信じたいところ。

屋内だが天井がガラス張りなもんで、強い陽射しが容赦なく私の首根っこを灼きつける。「暑いよぉ」と何度も泣く。
この現場も出始めてまる3年。年に3、4回出ているのでお馴染みさんが多く淋しがりやの私を楽しくさせる。波長が合う人は不思議なもんで、疲れてきた時や、人恋しい時に絶妙なタイミングで訪れてくれる。チョコッと会うだけなのに膨大なエネルギーを分けてくれる。無論本人はそんな自覚はないであろうが。
毎回来てくれる人の姿が見えないと心配になる。御高齢の方であれば尚更。「なにかあったか」と、人生の無常であることを思い出す。そんな心配をしているうちの一人が元気な姿を見せてくれた。「良かった。元気でいてくれて。」先方もそう言う。私が来ないと心配してたらしい。殆どのお客様とは住所も本名も知らない仲だ。またいつ会えるという保証はない。その都度いい形で「出逢いきる」という姿勢でいたい。一期一会。また9月に出ます。

湯島聖堂での楽市楽座が3年前の4月8日に惜しまれつつ閉幕し、処を代々木に移して大分定着している。三ヶ月に一度、ここでしか逢えない人に逢えるのが仕事を差し置いての楽しみになっている。勿論新しい出逢いも。今回も強烈に印象に残る人に多く出逢えた。そういうかけがえのない出逢いに私は励まされ支えられているなと実感し、仕事を大事にしてゆこうと思うというか誓うのです。

昨年より二度目の出店。7月に入ってから体調崩し、10年以上も前に取った筈の盲腸が痛む。咳も肺臓ごと飛び出すのではないかという勢い。キャンセルも考えてしまうほど。現場に入れば、予想超過の暑さ。蒸し風呂。あそこが痛いの、痒いのどころではない！うちわであおげば熱風が。更にあおげば体力消耗。そして鼻水と咳。腹痛は見事に消えおった。過酷好きの私もお手上げ。二日間でゲッソリ。とは言いつつも楽しい出逢いや嬉しい再会もあり、救われた。帰京後二日間寝込んでしまった。夏風邪用心！