初日にかつて見たこともないほど巨大な青いトンボが飛んできた。丁度2年前のお彼岸に、私の何度目かの初恋の人が37歳の若さで他界した。そのトンボは彼の化身だと確信している。青っぽい服をよく着ていたし、長渕剛氏の「とんぼ」をよく唄っていた。様子を見に来たのかな。私がはんこを彫っている姿を見たことがなかったから。せつない。十月は大きなイベントが続く。そして一度きりの人生も続いてゆく。合掌。

世間は三連休で家族連れ目立つ。19・20の二日間川崎在住の常連のお客様に私のスペースを少し分けて、その方の作る猫チャンの置物をお試し売りした。結構売れた。世の中に猫好きの方は多いのだ。動物印も群を抜いて猫のイラスト入りがよく出る。次いでわんこ。近頃はうさぎも強い。飼われている数に比例しているように思う、現実的。飼えない動物をはんこのイラストにする方は浪漫的という見方も出来るかな。イルカや馬やライオンなど。むつごろう氏なら何を入れるのだろうか気になってきた。

予想を上回る大盛況。ありがとうとお待たせしてすみませんを何度言ったことか！感謝陳謝の６日間。楽しいこと大好きな方が多く随分笑わせてもらいました。私の作業台で二つのドラマあり。小さな蜘蛛が巣を張ったり、蚊の夫婦(?)が子孫繁栄の儀式をしたりと珍しい光景も目にして励まされたような心地。「生きる」ということを大切にしたいと再確認。いや〜市川は奥が深そうである。次の出店は未定だが待ち遠しい。明るい巣作り子作りはんこ作り！

三年程前に一度出たきりになっていた場所。元々売り場でないところを催事に使っているので照明が暗い。自ずと副交感神経が働いてしまうほど。「してる場合か？リラックス」が、魚やさんが近くにあり、威勢の良い声にこちとらも元気になる。きっと魚も活きがいいのだろう。さんまが食べたい。秋は食欲、職欲ともに旺盛。